メキシコでアジア人(日本人)であること

僕の通うモンテレイ工科大学グアダラハラキャンパス、通称Tecは交換留学生が約300人いるのだが、アジア人は10人くらいしかいない。だから僕が向こうを知らなくても、僕はアジア人だからなぜか名前とかを覚えてくれてることがたまにある。僕は友達(ヨーロッパ人)に誘われてたまにクラブとかバーに行くのだが、アジア人はまず僕1人だ、、アメリカだとアジア系アメリカ人とかたくさんいるけど、メキシコはメキシコシティ以外はまじでアジア人いない。(あと死者の日の週末のオアハカは日本人多かった。)いつも自分が圧倒的マイノリティーであることを感じる。だから最近韓国人の子たちと遊ぶのだが、なんだか安心する。9月の独立記念日の週末にヨーロッパ人8人と旅行したが、正直あれはかなり疲れた。(その旅行でみんなと仲良くなれたからよかったが笑)なんかヨーロッパ人はよく言えば個人主義、悪く言えば自己中心的というか、自分優先な気がする。優しいしこっちに興味持ってくれてるんだけど、文化の違いを感じる。国民性でいうと、基本的にフランス人特に女子はフランス人同士でしか喋らない。ドイツ人オランダ人はフレンドリー。北欧系の人はめちゃ優しくて気がきく。欧米人と比較して思うことは、アジア人はシャイだということ。こっちで中国人の女の子といてすごいアジア人っぽいなあと感じたのが、パーティーに誘われた時にパーティーの男女比を主催者に聞いてたこと笑。欧米人だったら絶対に気にしないけど僕らは個人よりも周りの環境を重視するよね。もう一つは、アジア人は踊るのが苦手だということ。日本の大学ではダンスサークルに入る人もいると思うが、メキシコ人ヨーロッパ人は踊ることが大好きだ。僕は頑張ってこっちの踊る文化に適応しようと頑張っているのだが、例えばクラブに1時に行ったとして僕は3時くらいにはお腹が空いてタコス食って早く家帰りたいって思うんだけど、彼らはずっと踊ってる。グアダラハラにはアフターでいく朝8時まで開いてるテクノのクラブがあって、金曜は朝8時まで踊って、その後カフェで朝ご飯食ってから帰ったぜ!ってやつが普通にいるから驚きだ。一回くらいやってみようかと思う。

中南米行くとすぐ’chino’と言われるって聞くけど少なくともグアダラハラに関してはそれは嘘。多分’chino'って言われる人は舐められてる。僕が金髪なのもあるかもしれないけれど、だいたいみんな’hola, que tal?’’como te llamas?’の流れから’de donde eres?’って聞いてくる。田舎に行くとたまに写真一緒に撮って!って言われたり、ちっちゃい子がいきなり走ってきて’hello!’って言ってくれたりする。南米の場合はわからんけど。

何が言いたいかってまとめると、僕は海外に来て日本が好きになったし、日本人として海外で生活出来るのってなんて幸せなことなんだろうと思った。だから日本人として日本文化を知り、興味のある人に文化を教えてあげたり、逆に教えてもらったりすることが大事なんじゃないかなあと思う。逆に日本に帰ったらメキシコや中南米に行ってた人は珍しいだろうから、こっちでいろんなことを経験して今の自分だから経験できることをたくさんやりたいと思う。